ここでは、WordPressの記事データと、WordPressに必要なファイルをバックアップする方法を紹介する。

 

バックアップとは

 

まずバックアップとは、データの予備をとることと考える。

バックアップとは、ブログやサイトに何らかの変更を加えるときに行う作業でもある。

 

このバックアップを行うことで記事がなくなったり、ブログやサイトがおかしくなったときに、正常な状態へと修復することが可能になるのである。

 

野球に例えるなら、打者がサードゴロを打ったとき、サードの悪送球(変更作業)に備えて「セカンド」「ライト」「キャッチャー」が、カバー(バックアップ)に入るようなものである。

このカバー(バックアップ)を

 

「そんなの知らんがな・・・」

 

と誰も何もしなければ、ボールを投げたサードか、受けきれなかったファーストが自分たちで処理しなければならない。

これでは、踏んだり蹴ったりである。

なので、カバー(バックアップ)はとても大事ということになる。

 

あとこのバックアップは、「WordPressの記事データ」と「WordPressに必要なコンテンツファイル」の2種類をダウンロードしなければならないのである。

 

 

WordPressの記事データをデータベースからバックアップする方法

 

で、実際のバックアップ方法だが、

まずは、WordPressの記事データをデータベースからバックアップする作業を行う。

これにより、現時点での記事データなどを取得することができる。

 

管理画面(ダッシュボード)から、ツール、エクスポートに進もう。

 

 

エクスポートに進んだら、「エクスポートする内容を選択」の項目を「すべてのコンテンツ」に設定し、「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックする。

 

これで、記事データのダウンロードは完了である。

 

 

あとは、デスクトップ上に新しいファイルを作って、そこに名前と日付けを入れる。

 

 

ダウンロードしたファイルを、ドラッグ&ドロップで今作ったファイルに移動させる。

こうするとわかりやすくなる。

 

WordPressに必要なファイルのバックアップ方法

 

次は、WordPressに必要なファイルのバックアップを行う。

ここで必要なファイルとは、コンテンツファイル(プラグイン、テーマ、画像)になる。

そしてこのファイルがある場所は、サーバー上になる。

 

なので、サーバーにアクセスしなければならない。

そこで必要になるのが、「FTPソフト」になる。

 

FTPソフトとは

 

FTPソフトとは、サーバーとパソコンを繋げて、サーバー側のデータをダウンロードしたり、アップロードしたりするためのソフトになる。

この「コンテンツファイル」のバックアップは、FTPソフトを使って行う。

 

FTPソフトは無料でダウンロードできるので、まずはFTPソフトをダウンロードすることから始める。

めがね
こちら(下記)からダウンロードできます。

 

FileZilla

 

FileZillaのダウンロード方法

 

 

サイトに飛んだら、「ダウンロードファイル一覧」ボタンをクリックする。

 

 

ここにダウンロードするファイルがたくさんあるのでこの中から、目ぼしいファイルを選択する(ダブルクリックする)。

ちなみに、私は「FileZilla_3.23.0.2_win64-setup」のファイルを選択した。

 

これで、FTPソフトのダウンロードは完了である。

 

セットアップ作業

 

ファイルのダウンロードが完了したら、次はセットアップ作業に入る。

ダウンロードファイルから、「FileZilla」を選んでダブルクリックする。

 

 

そうしたら、こんな感じの画面になる。

「I Agree」ボタンをクリックする。

 

 

「Next」ボタンをクリックする。

 

 

「Finish」ボタンをクリックする。

 

 

すると、新しいバージョンへの更新を進められる。

ここで、新しいバージョンをインストールしてもいいし、そのままで問題がなければそのままでもいい、その場合には「閉じる」をクリックする。

 

これで、FileZilla(FTPソフト)のセットアップ作業は完了である。

 

「コンテンツファイル」のバックアップ方法

 

 

FTPソフトのダウンロードが完了したら、さっそく起動させて「ファイル」、「サイトマネージャー」へと進む。

 

 

サイトマネージャでは、これからアクセスしたいサーバーの情報を入力していく。

私はエックスサーバー上にサイトがあるので、エックスサーバーの情報を入力していく。

 

◆新しいサイトをクリックする(この時の名前は何でもいい、例えばエックスサーバーなら、xserverでいい)
◆ホストを入力(FTPホストになる)
◆プロトコルを選択(FTP-ファイル転送プロトコルを選択した)
◆暗号化を選択(使用可能なら明示的な FTP・・・・を選択した)
◆ログオンの種類を選択(パスワードを尋ねるを選択した)
◆ユーザを入力(FTPユーザーになる)

 

情報を入力し終えたら、「接続」ボタンをクリックする。

 

 

ちなみに、FTPホストやFTPユーザーの情報は、エックスサーバーからの

「重要・サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールに記載されているのである。

 

あと、このあとに「パスワード」の入力を求められるから、パスワード(FTPパスワード)をコピーしておく。

 

 

パスワードを入力したら、「OK」ボタンをクリックする。

 

 

無事サーバーにログインしたら、

画面上部に、「ログインしました。・・・・ディレクトリ一覧の表示成功」の表示が出る。

 

そして、右側のサーバー側から、自分のサイトを選択しダブルクリックする。

 

 

「public_html」を選択し、ダブルクリックする。

 

 

「wp-content」を選択し、右クリック、「ダウンロード」をクリックする。

 

 

そうしたら、ダウンロードが始まり、「ファイルの転送に成功しました。」の表示が上部に出てくるので、「wp-content」ファイルのダウンロードが完了したことが確認できる。

 

 

ダウンロードしたファイルは、私の場合デスクトップ上に出ていたので名前の欄に日付を入力して、置いておいた。

以上で「コンテンツファイル」のバックアップは完了である。

 

基本設定の確認(メモ)

 

あと、バックアップ作業が終わったら、一般設定で設定したことをメモしておくことが必要。

タイトル、サブタイトル、ピング送信、パーマリンク設定は、メモしておくあるいはテキストエディタ(メモ帳やTeraPad)に保存しておこう。

以上で、WordPressのバックアップ方法についての解説は終了する。