- 投稿 2017/06/14更新 2018/05/01
- 日記
ちまたには、自称無職と名乗る人がいます。
自称無職の意味は、人によって、使い方がさまざまです。
ここでは、自称無職と本当の無職との違いを紹介します。
自称無職とは
■自営業
たとえば、自営業をしているけれど、売り上げが実質ないので、自虐的に「自称無職」と名乗る人がいます。
この場合、正式な職業欄には、「自営業」と記載するので、本当に無職というわけではありません。
あくまで自称に過ぎないのです。
■フリーター(アルバイト)
そのほか、フリーターなど、アルバイトの仕事はしているけれど、正社員になれなかった人が、自虐的な意味で、「自称無職」ということがあります。
■主婦
ほかにも、家庭に入って主婦として働いている人が、社会との接点がない点をとらえて、そうした言葉の使い方をする場合もあります。
いずれにしても、この言葉の使い方の裏には、どこか自虐的な意味合いが含まれていることに注意が必要です。
自営業の人も、フリーターも、主婦も、きちんと仕事をしています。
たとえ、売り上げが上がっておらず、結果がついてきていなかったとしても、毎日、自営業の仕事をがんばっていれば、それは無職とは言いません。
夢を追っている間、経済力がないのを補うために、アルバイトをしているのだとしたら、それも無職ではないのです。
アルバイトであったとしても、立派な社会貢献であり、社会にとってなくてはならない存在です。
そのことを忘れないようにしましょう。
また、主婦は、家事労働を担う、立派な一つの職業です。
男女平等が叫ばれ、女性も社会に出て働かなければ働いたうちに入らないと考える人がいますが、そんなことはありません。
家庭を支える仕事も、とても大切な仕事の一つなのです。
家事労働を担ってくれるからこそ、子どもが学校生活に集中できたり、夫が仕事に集中できたりするのですから、家事労働をばかにしてはなりません。
結局、「自称」というのは、自分でそう名乗っているだけで、本当は無職ではないということに気をつけましょう。
本当の無職とは
本当の無職は、定年退職後、何の仕事にもついていない人や、ニートなどをさします。
全く仕事をしておらず、社会との接点がない人のことなのです。
もちろん、仕事をしていなくても、学生は、「学業」というやるべきことに取り組んでいるため、無職とは言いません。
勉強もせず、社会との接点も持たず、経済的活動を一切しない人が、「真の無職」です。
そのため、無職の人数はそれほど多くはありません。
ただ、若者を中心にニートが増えているのが現実です。
親の経済力に甘んじて、労働をしない人が増えているのは問題です。
関連記事